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牛膝(懐牛膝・ごしつ/いのこずち)

味苦・酸。性平。帰経は肝・腎。
野原などに自生する多年草。漢名の「牛膝」は、茎の節が牛の膝に似ているのでこの名がある。
根にはサポニンを含み、その他各種のアミノ酸や糖類、ベータシトステロール、スチグマステロールや、多量のカリウム塩などが含まれている。

子宮収縮作用や腸管抑制作用、降圧作用、止痛作用などが報告されている。
漢方では婦人科疾患や関節痛、打撲、神経痛、足腰の筋肉の萎弱や疼痛などに用いる。
なお、牛膝には「下行」する性質があり、月経血の排出促進や利尿、通便し、上半身の充血を軽減する。
さらに他の生薬の効能を下半身に導く引経薬ともいわれている。このため月経困難症や排尿障害、歯肉炎の治療薬としても知られている。
また堕胎に用いられたこともあり、妊婦や性器出血、下痢などには用いない方がよいとされている。

商品に関するお問い合せ

牛膝(懐牛膝・ごしつ/いのこずち)の使い方、煎じる分量の目安

煎じる場合の分量
5~8グラムを目安に、

水600mlに入れて、沸騰するまで強火で、沸騰してからは中火~弱火で、量が半分くらいになるまで(少なくとも30分程度)煎じてください。
煎じたものが1日分になるので、茶こしやガーゼなどでこしたものを2~3回に分けて飲むようにしてください。

生薬・薬草を煎じるときの注意点

煎じる容器は土瓶のような焼物か、耐熱のガラス製のものが良いのですが、アルミ、アルマイト、ホーロー引きのヤカンやナベでもよいです。
ただし、鉄製や銅製のものは煎じ液が変質するおそれがありますので、避けるようにしてください。